最近、色んなところで見かけるようになったメスティン。炒めたり、煮たり、蒸したりと幅広い調理ができることでも有名ですが、今回は、基本である炊飯(1合)をやってみたくなり試してみました。通常、強火で吹き出してきたら弱火にして・・・など火加減の調整が必要と言われますが、何と固形燃料を使って自動で炊飯できるとの情報を見つけたので、実際に試してみました。
メスティンとは
簡単に言うと「アルミ製の飯ごう」と言ったところでしょうか。実物を見た方がピンとくると思います。
自動炊飯に準備したもの
- メスティン本体
- ポケットストーブ(固形燃料を乗せる台)
- 固形燃料(30g)
- クッキングペーパー(焦げ付き防止)
- 蒸らし用の袋(メスティンに付属していたもの)
自動炊飯の主な手順(米1合)
- 米1合を用意し、洗っておく(無洗米なら不要)
- 米を水に浸しておき、給水させる(今回は30分以上放置)
- メスティンにクッキングペーパーを敷く
- メスティンに給水させた米1合と水を200cc入れ、蓋をする
- ポケットストーブに固形燃料(30g)をセット(※1)
- 固形燃料に火をつけ、米と水を入れたメスティンをポケットストーブに置く
- 沸騰してくるとメスティンの蓋が浮くので、何か重石として蓋の上に置いておく
- 固形燃料が燃え尽きるまで放置
- 蒸らし用の袋に入れて10分くらい放置
ざっと上のような手順になりますが、特に重要なのは「2.米を水に浸しておき、吸水させる」ですね。これをやらないと米の芯が残って失敗する確率が高くなります。
あとは、固形燃料が燃え尽きるまで放置なので、米と水の量さえ間違えなければ失敗する可能性はかなり低くなると思います。(風の影響で火がうまく当たらないとかでの失敗も考えられますが。。。)
「3.メスティンにクッキングペーパーを敷く」ですが、これはなくてもよいかもしれません。私は洗う手間を少しでも楽にしたいので、クッキングペーパーを敷いています。
「メスティン折り」というものがあるそうで、クッキングペーパーを型紙に合わせて折るとメスティンにピッタリな折り紙で作った箱みたいのが出来上がります。(よく考えたなぁ。とちょっと関心します。)
「メスティン折り」でググれば出てくると思いますので、試してみてください。
一通り準備が整った状態は以下です。(実際は、最初に撮るのを忘れて、炊きあがった後に撮ったものなので、固形燃料がなくなっています。。。すみません)
吹きこぼれ対策で、下にステンレスのトレイを置いています。あとはポケットストーブが汚れないようにアルミホイルを敷いています。ちなみに蓋の重石にはトングを置きました。缶詰とかを重石にして缶詰を温める人もいるようで、ご飯が炊けたあとに温めた缶詰をおかずにするようです。(一石二鳥ですね。)
ポケットストーブはこんなやつです。真ん中の四角のところに固形燃料を置きます。
(※1)固形燃料は旅館とかの鍋料理とかで火をつけてもらって温めるあの青いやつです。今回は米1合なので25gのやつで大丈夫かと思います。というのも30gのやつを使ったのですが、買ってからだいぶ時間がたっていたせいか、固形燃料が少し残った状態で火が消えてしまったです。。。(涙)
このことから推測すると、米1合ならば25gでも行けそうな気がします。(屋内、屋外とかも影響しそうですが。。。)
ただ、このときは風がなかったので良かったのですが、風が強いときは、ウィンドスクリーン(防風板)を使うなどの工夫は必要かと思います。
ちなみに写真と同じメスティンで1.5合にもチャレンジしましたが、炊きあがり後の米の量が結構メスティンいっぱいいっぱいになったので、米2合はちょっとキツイかと思います。
1.5合のチャレンジは室内で、固形燃料30g(ちゃんと燃え尽きたやつ。笑)で実施しましたが、こちらもふっくら上手に炊けました~!(もちろん水の量は調整しています。)
固形燃料が燃え尽きてなくなったら、タオルとかにくるんで蒸らします。私はメスティンを買ったときに付いてきた袋があるので、それにいれて蒸らしました。
ここでよくメスティンをさかさまにして蒸らすと聞きますが、私は向きはそのままで袋にいれただけです。
そして約10分後・・・
固形燃料が全部燃え尽きないという事件はありましたが、ふっくら上手に炊けました~!!(火にかけてから、ほぼ何もしてないですが。。。汗)
まとめ
火にかけてから放置するだけなので、事前の米の吸水と水の分量さえミスらなければ、初心者でもおいしいごはんが炊けると思います。(屋外、屋内の影響は考慮する必要はありそうですが。)
また、準備も後片付けもそれほど大変ではないので、たまには気分を変えてメスティンで炊飯して、キャンプ気分を味わうのも悪くないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。では、また。