NO IMAGE

カナダでホームステイを経験した感想

英語力ほぼ無し。飛行機乗ったこと無し。加えて人見知り。そんな私が留学するぞ!と決意し、カナダのバンクーバーに到着してからの私の留学体験記です。今回はホームステイについて実際に経験して思った感想を記録したいと思います。

留学するに至った経緯などの留学準備については以下を参照ください。

関連記事

英語力ほぼ無し。飛行機乗ったこと無し。加えて人見知り。そんな私が留学するぞ!と決意した経緯や目的、留学するにはどうすりゃいいんだ?で自身が悩んだことなどを記載します。 結論から言うと、以下です。 留学目的は明確にしておいた方が、その後[…]

IMG

私が留学したのはカナダのバンクーバーです。留学エージェント経由で語学学校とホームステイの手続きをしてもらっており、そこからしばらくはホームステイしながら語学学校に通うことになっていました。

渡航前は色々と妄想していましたが、実際に経験して見ると現実は以下のようなものでした。

ホームステイはビジネスだった。。。

渡航前はホームステイ先の家族構成とかの資料を見ながら、きっと生徒は私1人で、色々なところに連れて行ってくれて、英語がほとんどわからない私の相手もしてくれて毎日楽しく過ごせるんだろうなぁ。。。という妄想を抱いていたものでした。

実際はというと・・・

  • 生徒は私の他に3人いました。(友人のところは生徒は5人いると言っていたので、まだマシな方かも)
  • 一緒にお出かけとかありません。。。
  • 基本食事の時と片付けの時くらいが相手をしてくれる時間。。。(子供は嫌というほど相手にしてくれましたが。笑)

私が行ったところがたまたまそうだったのかもしれませんが、私と同じように妄想しているとギャップがあると思います。もちろんホストファミリーによってそれぞれ違うと思いますが、私のところはこんな感じでした。

ちなみに誤解のないように言っておきますが、ホストファミリーは普通にいい人たちでした。私の妄想が膨らみすぎていたということです。

ほとんどのホストファミリーは、複数の語学学校と提携して生徒を受け入れているようです。私のところでも、1人は同じ語学学校でしたが、残り2人は違う学校の生徒でした。

しばらく暮らした後、そのうちの1人がホストファミリーに何でこんなに生徒を受け入れるのか?と強気の質問をしていたのを覚えています。答えとしては、もちろん受け入れた分お金は入るのでそれも理由の一つ。あとはいろんな国の文化がどうちゃらって言ってた気がします。

というわけで、

ホームステイを利用する生徒側もある程度ビジネスだと割り切って考えて利用した方が良いかと思います。(私のような妄想はせずに。。。)また、カナダは移民が多いので、ホストファミリーのバックグラウンドも様々です。私のホストファミリーはオーストラリア系でしたが、アジア系だったり、ヨーロッパ系だったりします。

また、過去には日本人も何人も受け入れているので、お土産とかも気をつけた方が良いですね。私のホストファミリーには幼稚園児くらいの子供が2人いたので、いわゆるコマとかけん玉とか持って行ったのですが、それ系のやつは既に持っていました。。。

受け入れる生徒が多い=家がデカイのは言うまでもありません。英語初心者の私でもワーオ!と言ってしまったくらいです。渡航前にスカパーで英語教育的な番組を見てこういう時に使うと学習していた甲斐がありました。(笑)

私がラッキーだったのは、日本人は私1人だったということです。他の3人はスイス人でしたので、必然と全て英語で話す必要がありました。当然、英語力がほぼ無しの私にとって食事の時などは、非常に孤独感でいっぱいになります。気を使ってホストファミリーが話しかけてくれたりしますが、まず聞き取れません。。。

渡航前の一夜漬け的に生活で必要そうなフレーズは勉強しましたが、リスニングはやっぱり重要ですね。聞き取れないと会話にならないことを思い知らされました。今は色んな形で英語を勉強できるので、ある程度のリスニングは渡航前にやっておくといいと思います。

あとは会話の中で出てきた単語をさっと調べるために電子辞書とかもあったほうが良いと思います。私は持ち歩けるように小さめのやつを持っていきました。

当初は全くラッキーだとは思いませんでしたが、そのうちスイス人の3人とも打ち解けて一緒に出かけたり、英語を教えてもらったり、むしろホストファミリーよりもスイス人の3人に色々とお世話になった感じです。このように英語漬けになれる環境があったことは、後から思えば非常に良かったと思います。

ホームステイ先の子供から英語を学ぼうという考えは甘かった。。。

語学学校とホームステイの手続きを留学エージェント経由で行った時に、ホームステイ先の希望(条件)を記載する書類がありました。その項目の一つに「小さい子供がいてもOKか?」といった項目がありました。

子供だったら一緒に遊びながら英語が学べるのではないかと考えた私は、OKとして書類を書きました。

実際どうだったかというと、ただの子供2人のベビーシッターになりました。。。

私が個人的に思ったことを以下に記載します。

  • 小さい子供の英語は、大人の英語より理解するのが難しい。
  • こっちの言ったことをそのまま真似される。(Stop itと言ったらバカにしたようにそのままStop it!と返される)
  • 話すことより走る、投げる、持ち上げる運動量の方が多い。
  • 部屋に侵入され、きたねー部屋と言われる。ベッドがトランポリンと化す。
  • リビングにあるテレビが独占される。
  • 近所の子供と共に襲撃される。
  • たまにかわいい奴らだと思うこともある。

私個人の感想としては、子供から英語を学ぶのは難しいと思いました。。。当時は早く英語を習得したいと焦っていたこともありますが、勉強中に襲撃されたりと段々とストレスになっていたように思います。彼らは単に私と遊びたいだけだったかと思いますが、カナダに来たばかりの私は、気持ちに余裕がなかったのかもしれませんね。。。

テレビが部屋になかったのはキツい。。。

これは私のホームステイ先がたまたまだったのかもしれませんが、部屋にテレビがありませんでした。以前、テレビを見るのは英語の勉強法の1つと書いたと思いますが、テレビが部屋になかったのは正直キツかったです。

リビングにテレビはありましたが、子供たちが独占。子供達と一緒に子供向け番組を見ることもありましたが、チャンネルをザッピングするし、私に絡んでくるしで集中して見ることも聞くこともできず、結局、部屋に入って本を読んだり、単語を調べたりするしかありませんでした。

私個人の経験として英語を勉強するのにテレビ(動画を含む)は必須だと思っているので、ホームステイをする際は、そういう環境があるどうかも重要かもしれません。

もちろん、ホストファミリーとか他の生徒とかと英語で会話をするのが最も重要なのは言うまでもないですが、ずっと会話の相手をしてくれる訳ではないので。。。

カナダ人の生活を知るには良かった

ホストファミリーの両親を見ていると少しばかり文化の違いみたいなのが見えてきたのは面白いと感じました。私が当時もっと英語ができて、ホストファミリーと接する機会が増えていれば、もっといろんな発見ができたかもしれませんね。

  • お父ちゃんがめちゃめちゃ家事を頑張ってる。(生徒のランチもお父ちゃんが作ってた)
  • 夫婦2人の時間を作るためベビーシッターに週1は子供を見てもらっている(私じゃないですよ。)
  • ベビーシッターは近所の高校生くらいの子がお小遣い稼ぎにやってる感じ(交換留学で日本に来たことがあるらしい)
  • お父ちゃん結構早く帰ってくる。(エンジニアなのにそんなに早く帰れるのか今となっては疑問)
  • 2週間くらい連続で休みが平気で取れるみたい。
  • お母ちゃんが仕事ばっかりで家のことやらない。(この家だけか。。。)
  • 朝はシリアル、主食はパン(この家だけかも。。。)
  • お父ちゃんが仕事で日本人とご飯を食べた時、麺をすする音はやっぱり気になったらしい

正直、このファミリーの記憶は、お父ちゃんの頑張りと子供の襲撃しか記憶にありません。。。あっ、あとファミリーが家を空けるときに親戚のおばさんが家に来るのですが、ものすごく変わってて面白い人でした。

ある日、ジュース作ったからおいでと生徒4人が集められました。テーブルにはオレンジジュースのような色をした飲み物が4つ置いてありました。オレンジジュースにしては色が変だったので、スイス人の1人がこう聞きました。

スイス人:「これ、何ジュース?」

おばさん:「生卵入りのオレンジジュース」

生徒4人:「!?」

無言で顔を見合わせて「お前行けよ」の攻防が続きましたが、私が先陣を切ることに。。。

一口飲んで「オェぇぇぇ!」と心の中で叫び、「みんな飲めよ!」と無言の合図を送ります。全員が「オェぇぇぇ!」となったのは言うまでもありません。。。おばさん曰く「美味しいと思ったのになぁ。。。」って自分で飲んだことないらしいです。(笑)

ちなみに約3年間カナダにいましたが、その後一度も「生卵入りオレンジジュース」に出会ったことはありませんので、カナダの文化ではないことは確かだと思います。。。

終わりに

色々ありましたが、私の場合は英語力も乏しいし、ホームステイでカナダの生活にちょっとずつ慣らしていけたのは良かったと思いますが、慣れてくるとちょっと窮屈に思えてきました。やっぱり勉強する環境を整えたかったし、仲良くなって色々教えてもらったスイス人も国に帰ることなったので、いいタイミングかと思い、結局3ヶ月くらいで出ることにしました。

その後、色々ありまして、別のホームステイ先にしばらく住んで、最終的にダウンタウンのアパートに住みました。

ちなみに学校経由でホームステイを選んでいれば、不満があれば学校に言ってホームステイ先を変えてもらうことは可能だと思います。

初めての国での留学はホームステイとか寮とかで慣らしてから、アパートに住むなり、自分に合った住む場所を見つけた方が良いかと個人的には思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ではまた。